ふむ。なぜか自分の好きな物がクラシックという名に変わる事も多い。その名は多くの人に好まれ、長く愛される物に授けられる名称でもある。確かに、着やすさやモダナイズドシルエットを意識すれば、長く愛される現行のデザインはいずれクラシックやヘリテージになっていくのだろう。
しかし、昔と言ってもおよそ10年程前から使用している物が、クラシックやらヘリテージと大層な名前になってしまうのも恐れ多い。
そんな「バーバリアン クラシック」のラグビーシャツを久しぶりに購入してみた。
バーバリアン クラシックのラガーシャツ
「バーバリアン・クラシック」FRAMEより
バーバリアン創業時より作り続けられている定番の12オンス へヴィーウエイトコットン素材を使用しています。
肉厚で無骨な素材感ですが、着込むほどに身体に馴染み、洗うたびにヘヴィーウエイトコットンの風合いが増します。
自分だけに馴染んだ味わいのある経年変化の様子には、自然と手放せなくなる愛着が湧いてきます。※バーバリアンは、洗濯によって着丈が約2cm程度縮みます。
ヨコシマなせいか、いつもボーダー柄ばかりを選んでしまうのだが、今回はバーバリアンでは初めてのソリッドカラーを購入してみた(色はいつもの灰色系なのだが…)。深い意味はなく、普通にシンプルなラガーシャツを着たかったのだ。
カラー(襟)はいつものレギュラーカラーを。
なんだかんだ言ってカラーもこのレギュラーカラー以外購入した事がない。いたってラグビーシャツのベーシックな雰囲気だ。
Mサイズのラガーシャツ
国内展開しているバーバリアンの男性用のラガーシャツのサイズは、XS、S、M、L、XLの5サイズ。そのうち、私がいつも購入しているのはMサイズ。ユニクロではLサイズを選ぶ身長180cm程の私も、バーバリアンではMサイズを着用している。なお、以前のカナダモデル(カナダストック)ではSサイズを着用していた。
このように国内展開されているバーバリアンのラグビーシャツも比較的大きめのサイズ感であり、ヘビーウェイトコットン1oo%のため洗濯を繰り返すと目が詰まり、サイズが多少なりとも小さくなる。その結果、サイズ選びが難しいように思う。
加えて、サイズ表を見ると身幅に比して着丈も長めであるようにも感じる。
そこで、今回は購入したMサイズを、洗濯前と洗濯後でサイズ比較をしてみた。
洗濯前後のサイズを測ってみる
早速、バーバリアン クラシックのMサイズのFRAMEオフィシャルのサイズ表と私物の洗濯前後のサイズを測ってみた。
FRAME officialより | 洗濯前 | 洗濯後 |
|
---|---|---|---|
着丈 | 70cm | 70cm | 67cm |
胸囲 | 105cm | 105.5cm | 104cm |
肩幅 | 44.5cm | 44.5cm | 44cm |
袖丈 | 87cm | 87cm | 86cm |
*バーバリアンのラガーシャツは個体差があるのであくまでも一例として捉えて欲しい
12オンスのヘビーウェイトコットンも洗濯によりぎゅっと目が詰まり、気持ち生地の厚みも増したように感じる。コットン製品は洗濯するとこの目が詰まる感じが好きだ。
この洗濯による縮みもコットン製品の特性のひとつであり、個体差こそあるが、バーバリアン クラシックのラグビーシャツは、着丈が洗濯によりおよそ2,3cm程縮み、その他、胸囲や肩幅等も縮む。
サイズ感や着用感、そして着こなしの幅に好みはあるだろうが、成人日本人男性の平均身長がおよそ170cm程であるとすれば、多くの方がジャストで着用する事を考えると、XSやSが最適のサイズであるようにも思える。私もかろうじてSサイズを着用する事ができるが、やはり肩幅と襟元が合わない。
なお、身長170cm程のM氏に当バーバリアンのMサイズを着用してもらったが、全体的にゆとりがあり特に着丈が長く、大きく感じた。
今回は、私が着用しているMサイズを参考にサイズを測ってみたが、バーバリアンに興味はあるが、サイズに自信のない方は是非FRAMEさんに問い合わせてみて欲しい。
とても親切な対応をしてくれるので感謝している。
あとがき
最近は、長く当たり前だと思っていた物でもそうでなくなると感じる事も多い。
多種多様なニーズがある今日において、30年以上も同じ商品を作り続け、販売していくという事は並大抵の努力では出来ない。トレンドを生み出していくアパレル業界においては尚更だと思う。
そんな中、所謂老舗のひとつの定義が創業30年以上であるというから、1981年の創業時から製造・販売されている12オンス、ヘビーウェイトコットンのラガーシャツは、もはやクラシックなのであろう。
一度購入すれば、長い期間着用することの出来るバーバリアン クラシックのラグビーシャツ。私の中では新色が出る度に毎年、購入する商品ではないが、長い着用期間後にまた欲しくなる商品でもある。エイジングも楽しめ、My定番として欠かす事の出来ない物である。是非、これからも同商品を作り続けて欲しいと願っている。
875が帰ってきて、しばらく革、オイル、革という内容が続いてしまった。
今回は革やオイルとは異なるライトな内容にしたかったが、”ヘビーウェイトコットン”だけに、読んで頂いた方には重たい雰囲気であると捉えられない事を祈ろう。
しかし、好きな物はいつも長々と書いてしまい、同じような物を購入してしまうのである。
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