グレゴリーを代表するモデルのひとつであるデイ&ハーフパック。同じく、グレゴリーには看板モデルのデイパックが存在します。グレゴリーのラックサックで悩んだならばまずは”デイパック” だとは思いますが、その名の通り1.5日分の荷物を想定した大容量のデイ&ハーフも魅力的。
そこで、実際悩まれる方も多いグレゴリーを代表する2大バックパックについて、デイ&ハーフを軸にまとめてみました。
グレゴリーのデイパックとデイ&ハーフパック
伝統的でありながら、時代を感じさせない永遠定番のマウンテン・ラックサックです。グレゴリーの初期の時代に生まれ育ったデイアンドハーフ。時の試練を耐えぬいた、美しく機能的なクラシックデザインはそのままに、更なる改良が施されました。デイパックより一回り大きく、一日半分の荷物をパッキングできます。2WAYジッパーで全面が開閉でき、道具の出し入れが楽にでき、4本のコンプレッションストラップで荷物によって容量を調整可能。
①.スペック
まずは、デイ&ハーフパックのスペックを
グレゴリー Day&Half Packより(2014年春夏からのNewモデルを参考)
サイズ ボリューム 重量 寸法 ONE 33 L 1.05kg 43 x 50 x 19.5cm
- 小さくバラつきがちなアイテムの収納に便利な内部のジッパー式メッシュポケット
- ノートPC または給水用リザーバーを収納できる内部のスリーブ
- ウエストベルトの端が邪魔にならず仕舞いこめるベルトキーパー
- 4本のコンプレッションストラップ
- ボトム部のバックル付ラッシュストラップ
- アイスアックス/トレッキングポール装着用ストラップ
- #10 YKKジッパー
- 50ミリ幅のウエストベルト
- 裏地を張って補強されたボトム部
- シングルポケット(別売)用の8リングアタッチメント
②.容量
その名の通り、デイパックはおよそ丸一日活動出来る容量が想定されているのに対し、デイ&ハーフパックは、1.5日分、およそ一泊二日程度の容量が想定されている。実際の容量は、グレゴリーのデイパックが26Lであり、デイ&ハーフパックが33Lだ。
A.旅行に…
グレゴリーのデイパックとデイ&ハーフパックの両方を使用している経験からすると、一泊二日程度の旅行であればどちらのバックパックでも可能だ。しかし、おみやげを買って鞄に入れたり、上着を脱いで手に持ちたくないというような方には33Lの方が望ましいと思う。
私としては、荷物が多く、手に極力荷物を持ちたくないので、そんな旅行の際には迷わずデイ&ハーフパックを利用している。
B.日常生活に…
学生の頃からグレゴリーを使用してきているので、テキストや本等をたくさん詰め込んでもなかなかデイ&ハーフが毎日一杯になるという事はなかった(単に私が、持ち運ぶテキストの数が少ない文系の学生だったからかもしれないが…)。
それに、当時はボンダイブルーのiMacが登場したような時代でMacBook AirもiPadもなかった。
しかし、「お弁当を持って、テキストを持って、ノートPCを持って、部活動の荷物を持って」のような大容量タイプの方には是非このデイ&ハーフをおすすめしたい。デイパックとの7L(33L-26L)という容量差は案外大きく感じる。特にデイパックではリュックいっぱいになる荷物もデイ&ハーフでは”ゆったりと入る”という点が気に入っているからだ。
③.フロントポケットの有無
容量とともにここがグレゴリーのデイパックとデイ&ハーフパックの大きな違いだと思うフロントポケット(フロントの斜めポケット)の有無。
大きな一気室(仕切り、ポケットのない)のデイ&ハーフパックは迷うわず大容量に物を収納出来るが、デフォルトでは小回りが効かず物を小分けしたり、ちょっとした財布にiPhoneを鞄の中に入れておくというのが難しい(2014年モデルは後述)。
これに対し、グレゴリーのデイパックはフロントポケットがあり、財布に、スマホ等であれば簡単に出し入れする事ができる。スマホや財布を鞄の中に入れている方には、特にこの差が影響してくる。
私も、財布やスマホを鞄に入れるタイプなので、特にポケットのある上着を着ない夏場にはデイ&ハーフパックの一気室の影響が効いてくる。なお、ユーティリティーを向上させるために、シングルポケット等があるが、街中でデイ&ハーフに装着している方は少ないように思う。
デイパックとデイ&ハーフの違い
総括すると、大容量だが、一気室のデイ&ハーフパックと、デイ&ハーフパックに比べて容量は劣るが、フロントポケットがあり、利便性の高いデイパック。このようにデイパックとデイ&ハーフの機能面での主たる違いは、その容量と一気室か否かだと思っている。
そして、デザイン面でもティアドロップ型のデイパックに比べて、デイ&ハーフは一回り程大きいサイズとなっている。
リニューアルされたデイ&ハーフパック
2014年春夏モデルから、デイ&ハーフパックもリニューアルされ特に下記のような改良が行われている。
- 小さくバラつきがちなアイテムの収納に便利な内部のジッパー式メッシュポケット
- ノートPC または給水用リザーバーを収納できる内部のスリーブ
以前、「Made in U.S.Aのグレゴリーのデイパック」でも書いたように、残念ながら、この2014年春夏モデルからデイパック含むデイ&ハーフパックもMADE IN USAではなくなってしまった。しかし、このデイ&ハーフパックの改良は、大容量の一気室をそのままに、デザインを崩さずメッシュポケットを付けた魅力的な改良だ。価格も2万円程度に抑えられている。
個人的には気に入ったカラーがあれば是非使用してみたい程である。確かに、グレゴリーのアイコンのひとつであるMADE IN USAがなくなってしまうのは残念だが、デザイン、機能性を損なわず、利便性の増すバージョンアップは大歓迎である。
まとめ
グレゴリーのデイパックを比較に用いて、デイ&ハーフパックの魅力を書いてきた。
長らく、一気室だったデイ&ハーフパックは、小物等を簡単に収納出来るスペースがなかった。これを理由にデイ&ハーフのデザインが好きでもデイパックを選ばれてきた方も多いのではないかと思う。だがしかし、今回のアップデートによりこの問題も多少緩和され使い勝手が向上したのではないだろうか。デイ&ハーフパックも小物を気軽に収納出来るようになったからだ(タブレットやノートPCなども)。
アップデートされた2014年移行のNewモデル、私としてはオリーブ/パープルが気になるカラー。旅行に、普段使いに、荷物が大容量の方には特にデイ&ハーフはオススメしたいモデルである。
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