先日、モックトゥのレッドウィング 9874をKIWIのパレードグロスを使って光らせてみました。
感想から言うと、少々面倒くさい。ラウンド・トゥモデルは、やりやすいんですがモックトゥ・モデルの場合にはステッチがあるからです。モックトゥ・モデルのハイシャインどう？と聞かれたら、「少々面倒くさいよ」と答えてしまいます。
それでは、具体的にご報告を。
ツヤ出しに使ったお手入れグッズ
手持ちのレッドウィングは9874と8160の2足。8160は先日ハイシャインを施したままなので、ツヤ出しにはクローンダイクの9874を選択しました。
この9874も綺麗な状態なので、軽くブラッシングをしてハイシャインを実施。使用したお手入れグッズは、①.ブラシ、②.ウエス、③.グロス、④.水と水を入れる紙コップの計4点。
現在、日本ではKIWIのパレードグロスの取扱いはない模様
現在、僕が使用している「KIWIのパレードグロス」は日本での取扱いはない模様（プレステージではなく、かつ、並行輸入品は不明）。但し、USAのAmazonをチェックしてみたところ普通に購入出来るようなので販売が中止になったわけではないようです。確かに、このパレードグロス、簡単によく光る優れモノ。それも、使い方を誤ればパテントレザーのように光るんです。
なお、今回は使用していないんですが、こちらがKIWI パレードグロスのプレステージ。
それでは、早速施術をしてみたいと思います。
レッドウィングにハイシャインを施してみる
まずはウエスを包帯状に切ります。換言すれば、長い「いったんもめん」状。これはウエスを人差し指に包帯のように巻くため。最初は、半信半疑で巻いていたんですが、結局この方法が慣れるとやりやすい。ポイントは、指先の感覚を残す程度に巻く事。これが後々、重要になってくるポイントのひとつ目なんです。
なお、僕は右利きで、写真を撮りながら左手にウエスを巻いているので巻きが緩めなんですが、本来はもう少しキツく結んでいます。
ポリッシュを薄く伸ばす
そして、①.指に巻いたウエスにポリッシュ（グロス）をつけ、これをツヤを出したい箇所に薄く伸ばします。最初はポリッシュの量がよくわからないかもしれませんが、個人的にはポリッシュを塗った箇所の光沢が鈍くなるような量をイメージして塗っています。
水をつけて磨く
次に、②.ポリッシュを塗った指先に水をつけ、グロスを塗った箇所を円を描くように磨きます。水の量は適宜ですが、僕は指先が湿り気を感じる程度に水をつけています。これを数回程繰り返して磨いていると急に指先が滑らかになる瞬間が訪れます。すると輝き始めるのです。このために、指先の感覚を残すようにウエスを巻いています。
最初からうまくいく方もいらっしゃいますが、正直ある程度のコツが必要。もちろん、僕も、最初の数回はうまく光らず挫折しかけたものです（汗）
ポリッシュをつけて磨いた後
磨いていない物（向かって左側）と比べると輝いているのがわかると思います。
水に濡れたような感じにも見えます。クローンダイクは昔のランドセルを思い出すレザー。そのため、ポリッシュをつけて全体を磨くと”ピカピカの一年生”感が出てしまう気がするので、トゥのみを磨いています。
そして、モックトゥである9874の場合、特にここが磨きにくかった。よく見ると磨きが雑ですよね^^;
まとめ
今回は、ポリッシュを使ってRW9874のツヤ出しを実施してみました。
僕の場合のポイントは、
- 指先に感覚が残る程度にウエスを包帯のように人差し指に巻く
- ツヤを出したい箇所に①.グロスを薄く伸ばし、②.ウエスに水をつけて磨く（グロスに水を混ぜて磨く事により光るのであって、グロスの量が少なすぎても光らない）
- ①.②を数回（1,2回）程繰り返す
レッドウィングのモックトゥ・モデルで実施すると少々手間はかかりますが、慣れると楽しくもあるハイシャイン。ドライなクローンダイクの質感とはマッチしてなかなか好みですね。
今度は8160やダナーでもやってみます。
P.S.まだまだエイジングと呼べるには程遠い9874ですが、履き慣らしのお陰で大分革が馴染んできました
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