少々クセがあるものの、そのツヤと香りが好みなタピールのレーダーバルサム。
このクセが馴染むと楽しくなり、教えて頂かなければこんなにハマることはなかったのですが、このレーダーバルサムでタピールにハマってしまいました。
先日、そんなタピールから2頭目と3頭目になるレーダーフレーゲクリームに、レーダーフェットを入手。
今回は防水・保革効果が高いと言われるレーダーフェットをオイルアップから間隔が空いたドライなブラック・クロームに塗布してみました。
ふむふむ。これもなかなかいいんですよ。
伸びやすく、塗りやすいレーダーフェット
レーダフェットはバルサムに比べて伸びやすく、馴染みやすいオイリーなタイプ。
およそ1円玉ぐらいの大きさで、6インチブーツ1足には充分な量。
しかも、これでもちょっと多いぐらい。塗り心地も、行き渡った表面に引っかかりを感じるバルサムやフレーゲとは異なり塗りやすいんです。
天然素材だからでしょうか。RW純正のミンクオイルでは馴染むのに時間が掛かったブラック・クロームにもすんなりと浸透していきます。
「ドイツ製のビールはうまいぞ」とオイル耐性が強いと言われるクロームレザーもレーダーフェットには抗わない感じでしたね。あ、ビールじゃないね、フェットだね。
やさしく潤っているのがわかる浸透具合
フェットの説明にもあるように、乾燥が強い革製品や古い革製品を再生させるにはとても良さそうな浸透、保革具合。
レーダーフェットを塗布したドライなクロームレザーには潤いが戻り、レザーの状態が良くなったのがわかるのです。
成分的にツヤは出にくいかもしれませんが、これで防水効果が高いとなると、ウエット&ドライを繰り返し、雨靴として防水力が求められる革靴への使用には特に馴染みがいいかと思います。
いつものレーダーバルサムが付着したタピールブラシで磨けば、フェットのうまみを生かした上で、カラッとしたツヤも出せるので、これはこれで好み。
オイルアップ直後ということもありますが、何よりもクロームレザーの表面がしっとりと滑らかになったように感じます。
まとめ
タピールの場合、普段はバルサムやフレーゲを用いて保革・ツヤ出しをし、防水性を高めたい梅雨時や乾燥したレザーの状態を整えたい時など、レーダーフェットを用いるというのもいいかもしれませんね。
- 乾燥が強い革製品や防水性を高めたい革製品に
- オイリーだが、妙なベタつきやニオイはしない
- とにかく塗りやすく、浸透しやすい印象
最後にいつものように「LEDERFETT」を訳してみると「保革オイル」…とな。
今回もストレートな商品名で。
参考商品(Amazon)
コメント
とうとうフェットまで登場しましたか。写真や使い心地からみると、マスタングと同じ感じで使えそうな気がします。成分もラノリンということで、動物性ですし。
私も今のマスタングが切れたら、使ってみようかな。しかし、Tapirは多頭飼いをさせる魅力がありますね。量も多すぎないってのが、多頭飼いさせる要因の一つかも。
はい、次は瓶フレーゲも狙っています!そう、タピール製品は量も多すぎず使い切れそうなところがいいですよね。多頭飼いをしたくなる魅力があると思います。
フェットは、イメージなんですがマスタングやレクソルのコンディショナーのような仕上がりではないかと。とにかく塗りやすく馴染みやすい印象を持っています。自然な感じに仕上がるのも魅力のひとつだと思います。ま、艶出ししちゃうんですけどね…
中身が比較出来て、参考になりました!
フェットは液状に近いので、革の色は濃くなりそうですね~!
バルサム、フレーゲクリーム、そしてフェットとタピールを使いましたがいずれも満足度が高いですね!
フェットをゴールドラセットなんかに使ったら革の色は濃くなりそうですよね。ゴールド(9895)の各部位でオイルにクリームを使い分けたらどんな色になるのだろう?なんてちょっとマニアックなタピールの使い方もしてみたいななんて思っています。
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