先日、購入したばかりの875を履くM氏から「革が硬くて足が痛い」との話を聞きました。どこが痛いのか尋ねたところ「右足の甲が痛い」との事。
M氏の足は、甲が高く幅が広い所謂、甲高幅広の足。しかも、革が硬い履き始めは「硬い革が足に当たり痛みを感じる」事も多いもの。M氏の場合、硬い革が高い甲に当たり痛むのだと思いました。そのため、「履く機会も少なく、まだ革が馴染んでいないからだと思う」と率直な意見をM氏に述べ、どんな時に足が痛むのかと再度尋ねると「長時間歩き回った時だ」との回答を得ました。
同じく僕も、革が馴染むまでは、革靴を履いて足の甲が痛くなった経験があります。そこで、M氏に「革が馴染むまでの間、875を履いて長時間歩き回るのではなく、履き慣らしをしたほうがいいのではないのか」との旨を伝えました。
“痛いのはイヤ”履き慣らしの経緯
後日、クローンダイクの9874を購入し、履いて軽く歩いてみると同じく右足の甲が痛い。
M氏の話を聞いていたこともあり、多くの新しい革靴を履く時に感じるあの”痛み”をまたここでも感じる事になるのかと、いきなり丸一日履いてデビューすることに怖じ気づいてしまいました…(汗)
更に、このクローンダイク、履き始めの革が硬い。いずれ馴染んでくるのだとは思いますが、最初は足がすこぶる痛くなる事も考えられるます。
そこで、恐怖というか”痛いのはイヤ”なので、軽く自宅で履き慣らしをする事にしました。
履き慣らしをして少しずつ革がやわらかくなってきた
この季節(真冬の1月末)だから、室内で履く9874もスリッパ代わりだと思えばあたたかい…
履き始めは硬く足を入れるのさえ難儀した9874も、今では少しずつ革がやわらかくなってきています。家にいる時にずっと履いているのも気が引けるので、おおよそ2日〜3日間隔で2時間程履いています。
誰にも見られていない室内なので、割と変な格好というか足が馴染むように軽い運動をしてみたり…
もちろん、いくら新品の靴だと言っても、自宅で靴を履く事に抵抗がある方も多いと思います。それに、家族のひとりが室内でいきなりレッドウィングを履いて屈伸運動でもしていたら「どうしちゃったの?」と思われても不思議ではないですよね。
しかし、これはあくまでも靴擦れ、痛み対策としてやっている履き慣らし。これは案外大事な事かもしれない(そんな大層な理由ではないが)。
あとがき
購入した靴を直に履きたくなるお気持ちもわかりますが、痛みはその気持ちを失速させてしまいます。初めてレッドウィングを履き始めた頃はがむしゃらに履いたあのごわごわとしたジーンズも、年齢を重ねるにつれて緩やかな着心地の物を自然と選ぶようになっています。
靴も願わくば、靴擦れに痛みを感じずにゆるやかに履きたい。履き始めで特に革の硬いレッドウィングにそれを求めるのはナンセンスかもしれませんが、出来ればそれを望みたいんです。
ご家族の理解さえあれば、そんな家での履き慣らしもいいね!と思った1月最後の日でした。
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