先日、購入したクローンダイクの9874を純正のメンテナンスグッズである馬毛ブラシとミンクオイルを使ってお手入れしてみました。
ミンクオイルはレッドウィング純正や他のミンクオイルも使用した事があるんですが、レッドウィング(RW)の馬毛ブラシは初めての使用。
それでは、早速メンテナンスを見ていきたいと思います。
RW純正の馬毛ブラシとミンクオイルを使ったオイルアップ
1.履く前のメンテナンス
普段は好みでレッドウィングのオイルドレザーのメンテナンスには豚毛ブラシとレザードレッシング(現レザーコンディショナー)を使っています。
今回は、馬毛ブラシとミンクオイルを用意する事ができたので、履き始めは革が硬い9874にこれらを使用してお手入れをしていきます。
流れは、①.ブラッシングで埃をとり、②.ミンクオイルでオイルアップ(オイルを入れる、オイルを補給する事)をし、③.半日〜1日程寝かせ、④.余分な油分を拭き取ります。
なお、より詳しい事は「レッドウィングを履く前のメンテナンス」や「9874に関する前回の記事」をご参照頂ければと思います。
2.馬毛ブラシを使用してみる
今回は、9874が購入直後の状態であるためザッと簡単なブラッシングのみ。
このレッドウィングの馬毛ブラシ、毛先も長くて程良くコシがありブラッシングしやすい。ブラシのサイズ感も丁度良く、重量も、扱い易い重さが好感触。
加えて、いいなと思ったのはブラシがゆるやかにアーチを描いているので、力を入れなくてもブラッシングしやすい事。この形状のおかげで埃や汚れを搔き出しやすく感じました。
ただ、この馬毛ブラシ、使用が初回だからかもしれませんが、思った以上に毛が抜けるのは気になりました。また個体差もあるとは思いますが、私の物は木のフシがロゴにかかってしまっているのも少し気になります。ブラシの木製部分にもオイルを入れてエイジングしていこうかな(笑)
3.ミンクオイルを入れてみる
しばらく大好なレザードレッシングを使用してきたために、久しぶりのレッドウィング純正のミンクオイル。かつて使ってきた物よりも大分使いやすくなった気がします。なんだか匂いまでもやや上品な匂いになったような気すらします(なんだかんだでオイルの匂いって嗅いじゃいません?)。
レッドウィングのミンクオイルは、有機溶剤が含まれているのでレザーコンディショナーよりも防水効果が高い。これに対し、レザーコンディショナーは天然素材100%で防水効果はミンクオイルに劣るんですが保革効果がミンクオイルより高い。
ミンクオイルとレザーコンディショナーは、使用環境に応じて使いわけるのがよろしいのではないかと思います。昔は、何はともあれレッドウィングと言えばこのミンクオイルのイメージだったのですが、最近はレザーコンディショナー等を使われている方もウェブを見ていると多い印象です。
今回はひとりで写真を撮影しながらのオイルアップのために片手でメンテをしていますが、私は手でオイルを塗り込みます。
気温が低くても現行のミンクオイルはだいぶ塗りやすくなりましたね。
4.オイルの浸透のためにしばらく時間を置き、その後余分なオイルを拭き取る
すぐにオイルは染み込まないので半日から1日程寝かせます(教科書的に言っていますが、大体でいいと思います)。オイルを入れてからすぐに拭き取ってしまうと、オイルが馴染む前にオイルを取り除く事になるのでここは寝かせる(そのままにしておく)というワンステップが大切だと思います。
そして、しばらく寝かせた後に余分なオイルを拭き取ります。後はお好みで、豚毛ブラシや乾いた布等で磨くとツヤが出てくると思います。ブラッシングをする場合には出来れば、埃落とし用のブラシとは別のブラシをご用意できるとレッドウィングに汚れが付きづらくなります。
まとめ
今回は、レッドウィング純正のアクセサリーである馬毛ブラシとミンクオイルを用いて初回のオイルアップをしてみました。
レッドウィングのオイルドレザーを初めて購入したらまず揃えるべきは①.ブラシ、②.オイル、③.ウエスの3点。純正のグッズが揃っているので迷ったらレッドウィング純正の馬毛ブラシにオイルを購入すると迷いがないかと思います(ウエスはその名の通り着古したTシャツ等で充分です)。
今回、初めて使用してみた純正の馬毛ブラシも思っていた以上に使いやすかったです。オイルは、ブーツの使用環境や好みに応じてまずはミンクオイルとレザーコンディショナーを中心にお選び頂くのがいいと思います。
どちらかと言うと私はレザーコンディショナーが好みですが、ミンクオイルも気温が低くても固くなく、思っていた以上に使いやすく感心しました。
やはりメンテナンスをすると愛着が湧きます。これからガシガシ9874を履き込んでいこうと思います。
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