モック・トゥーかラウンド・トゥーか。
現在は手元にないが、履いてきたレッドウィングは875、8173と8166、8167等とラウンドとモックが半々程度である。初めて見た時にシビレタのはモックだが、現在は”自分の足に馴染む”という事もあり、比較的ラウンド派である。
しかし、今年に入って購入したモックの9874もなかなかいい。特に、Eワイズである事も相まって裾幅が太めのパンツによく合うのである。
モックもいいし、ラウンドもいい。悩ましい、それが問題だ。
そんな今回は、レッドウィングのトゥーに関して、モックとラウンドの魅力を比較してみたい。
国内展開されているワイズが違う
レッドウィングシューストア東京青山を除いて、国内流通モデルでは基本的にEワイズで展開されているモック・トゥー。このモック・トゥーの多くは#23というラスト(木型)が用いられている。
これに対し、基本Dワイズのプレーン・トゥーは#8とというレッドウィング傑作のラストを用いている。ベックマンのラウンド・トゥーの9011等のモデルは、そんな#8を用いたDワイズである。
#8は細身のDワイズが合うし、#23はEワイズが良く似合う。
なお、ベックマンのモックの9010等は、ラスト#23を使ったDワイズなため、他のEワイズのラスト#23モデルに比べてスマートである。
サイズ感
モックとラウンドではサイズを変えて履かれる方も多い。
875を購入したM氏の試着に立ち会った際も、モックと同サイズのラウンドのDワイズは履けなかった。
確かに足に厚みがあり、幅広の方はモックの方がしっかりくるように思う。同じラストでも、ワイズが異なると印象も変わる。
昔から、国内流通モデルの多くのモックはEが多かったが、Dだとそれだけでシュッとした雰囲気になる。
しかし、モックのEワイズも比較的太めの裾幅のパンツとの相性がよく、ワークブーツ(ハンティングブーツ)らしい大らかさが魅力。セッターのモックは、「Eじゃなきゃヤダ!」という方も多いだろう。
シワの入り方が違う
モックは基本的につま先がU字のステッチがあるモカシンタイプなのでシワが入り難い。
これに対し、ラウンドはシワが綺麗に入りやすい。オールデンではないが、ラウンドにペンを使ったシワ入れをして履いても面白いと思う。
確か、私も8160にシワ入れをした記憶がある。つま先のシワの入り方は、ラウンドが好みである。
後ろ姿が違う
比較的、女性的なラウンド(右)とがっしりとしたステッチがあり男性的なモック(右)。
モックは、ステッチ(縫い目)が多い分、パッカリングが生じてアタリ、シワが入りやすい。
あとがき
モック・トゥー、ラウンド・トゥーのどちらも甲乙つけがたい魅力があり、好みの問題である。
しかし、まじまじ見ると随所に違う点もある。購入する時にはそこまで考えていませんが、意識してみるのも面白い。
先日、欲しいレッドウィングに関してもアップしましたが、次に購入する一足は迷います(まだ先ですが)。
ちなみに、こういう「モックかラウンドか?悩ましい、それが問題だ」のような何を差しているのかよくわからないタイトルはあまり人気がありません。
しかし、何を差しているのかよくわからないタイトルは付ける側としては楽しいんですよね。
コメント
初めまして。今度新しいブーツ(レッドウィングではありませんが)を買うのでメンテナンスの知識を深めようとネットサーフィンしていたらこのサイトの履く前のメンテナンスに巡り会いました。写真豊富で非常に分かりやすく、更にブーツのハイシャイン仕上げなどの新しい知識も学べこれから履くブーツだけではなく今の#9871もより大切にエイジング出来そうです。
次のブーツとのことですが、モックの装飾とプレーントゥのいいとこ取りのアイアンレンジはどうでしょうか(笑
次回の更新も楽しみに待っています。
名無しの#9871さん
はじめまして、コメントありがとうございます!!
#9871いいですね〜ラウンドのゴールドラセットのエイジングを見てみたいです。
大切に履き込むと素敵な一足に育ちそうですね♪
新しいブーツもご検討中とのことでうらやましいです。
確かに、見ればモックの装飾とプレーントゥのいいとこ取り!!アイアンレンジもかなり魅力的ですね。
これはおいしいかも(キャップトゥも好みなんです)。
オイルを入れるには#8111だし、ラフアウトの#8113も欲しい。こちらも悩ましいですね(笑)
新たな候補も加わり、次の一足を決めるのには時間が掛かりそうです^^;
スパム対策のため日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。