2014年の末に手のひらをヤケドしてしまいお手入れが先延ばしになっていた革靴にスニーカー達。クローンダイクのレッドウィング 9874を皮切りに、年明けから少しずつお手入れを実施しています。
そんな中でも、悪天候時に履く事も多く、また履きやすいので履く機会が多かったスーパーソールの8133はドロドロ状態。
先日、この8133を「タピール レーダーバルサム」を使いお手入れしてみました。
今回はプラス水拭きを
スーパーソールは”履きやすい、よく履く、汚れやすい…”と僕のレッドウィングのラインナップの中では酷使する事が多い一足。泥や汚れがいたるところに付着し、ガリ傷、スリ傷もたくさんあります。
今回は泥等が付着している事もあり、いつものウエスにステインリムーバーを使った汚れ落としに先立ち、軽くウエスで水拭きを施しました。このぐらいの汚れであれば、ステインリムーバーを使っても簡単に落ちてしまうのですが、泥が付着してるのでソール及び該当箇所をまずはざっと水拭き。
その後、いつものようにリムーバーを使いすっぴんにし、オイルを入れます。
磨いたウエスは…もちろんドロドロになりましたよ。
ミンクオイルからタピール レーダーバルサムへ
この8133のアッパーレザーはオイル等への耐性が強いと言われるブラック・クローム。8165に8179、2268等と同様のレザーですよね。
どうも個人的にはクローンダイクに比べミンクオイルの馴染みが悪く感じたのと、タピールを教えて頂いたtmcさんに、使いこなされているRYEMASHさんのゴールド・ラセットのRWがまたかっこいい(ゴールドラセットも欲しくなって困ります^^;)。
そこで、すでにレーダーバルサムを使用している緑の8180だけではなく、このスーパーソールの8133もミンクオイルからタピールのレーダーバルサムへとオイルをチェンジしてみました。
これがまた好みの仕上がりになりましたよ、ハイ^^/
試行錯誤のレーダーバルサム
レーダーバルサムは塗布している時に引っかかりを感じる不思議な使い心地のクリーム。ウエスやブラシを用いて塗り込むよりも手で直接塗った方が人肌にオイルが温まり馴染みがいいんです。
色々試したんですが、”ウエスで乾拭きをする”というよりも豚毛など毛先の硬いブラシでブラッシングをするとツヤが出やすい。
手で塗り込んでから、ブラッシングをするまでの時間も重要。レーダーバルサムはミンクオイル等に比べてマットな質感。長時間置くと伸ばしにくいので、塗って然程時間を置かない方が磨きやすくツヤが出やすく感じました。
ブラッシングが終わるとレーダーバルサムとブラック クロームの質感がマッチし重厚感が出たように感じます。
色々書いていますが、ホント、tmcさん、RYEMASHさんに教えて頂き、何足かトライしてやっとアップできましたよ…汗
詳しい記述のRYEMASHさんのエントリーは必見です。”融点の違い”…文系感覚派の僕のBlogには出てこない説得力です。
参考記事
RYEMASHの日記-Tapir レーダーバルサム
まとめ
今回はドロドロだった8133にいつものメンテに加え、水拭きを施してみました。また、オイルをミンクオイルからレーダーバルサムに変更しオイルアップをしてみました。
レーダーバルサム備忘録
- 手で全体に薄くマッサージをするように伸ばす
- 強くツヤを出す場合には、15〜30分程寝かせ豚毛等の硬いブラシで全体をブラッシングする
- ツヤ、光沢感がいい、カラッとした仕上げに向いているように感じた
“キュッ”と革が締まる感じのツヤが好みなタピール レーダーバルサム。磨いて全体的に強くツヤを出すもヨシ、もちろん部分的にツヤを出すもヨシ。そして、シャイニーさせずにマットなテイストにするもなおヨシ!
コツを掴むまではトライ&エラーを繰り返しましたが、綺麗なツヤが出ると思います。
まぁ調子に乗って、ツヤを出し過ぎたかもしれませんが(笑)
P.S.ドロドロからツヤツヤにニヤニヤ
コメント
こんにちは。ご紹介ありがとうございます。すごい数の方が私のブログにも来られてびっくりしています。やはり、Tapirは塗ってからあまり時間をおかずに磨いた方がいいんですね。ブラッククロームのしっとりした艶が良い感じですな。次はその方法でやってみます。ただ私の9875はTapirを塗ってから1ヶ月以上経ち、何度か雨にも降られたのですが、未だにブラッシングで艶が戻ります。この持ちの良さも魅力ですが、次にオイルアップするのはいつになるんだろうと、変な方向でヤキモキしているところです。ではでは
RYEMASHさん
こんにちわ☆
オレンジの香りのするRYEMASHさんの9875の輝きに魅了されてしまいました^^;その節はありがとうございました。”融点の違い”、あらためてエントリーの通りだと驚きました。Tapir、手で直接塗ると特に感じますよね。磨きも保革を目的とすれば、あまり短時間で磨くのもどうなんだろう?と思ったんですが、ここでも”意外に浸透が良い”という比較記事がとても参考になりました。水にも強くて、艶も出る、そして持ちも良い…おまけに天然素材…す、すごい。しばらくオイルアップの必要性がないのも嬉しいようで寂しさを感じますよね。僕も数足、レーダーバルサムでオイルアップをしているのでしばらくはお預けでしょうか(汗)
そうそう、クローンダイクもやはりミンクオイルを入れたら大分履きやすくなりましたよ。やはり何事もほどほどですね。
こんばんは。こちらこそ色々と参考にさせて頂いております。ありがとう御座います。今日はたまたま結構な雨にやられましたので、ちょうど良いなと思い、Tapirを入れた後の濡れ方を上げてみました。撥水とも違うちょっと不思議な効果があるようです。原因は考え中ですが。
そう、クローンダイクの方ですが、あの革はミンクや馬等の動物系のオイルが合う気がしますね。革に合わせてメンテ方法を試行錯誤するのも楽しいものです。あ、もちろんブーツなんで履くことが本業なんですが。。。
ではでは
こんばんわ☆
柑橘系のゴールドラセット、濡れた姿も絵になりますね。タピール恐るべし!甲の履き皺もすごく好みです。不思議な効果の原因も是非教えてください♪クローンダイクには動物系のオイルですか…その視点はなかったです。でも、確かに馴染みはいいですよね。柑橘系に、動物系と一体何の話かよくわからなくなりそうですが、ハマると色々なオイルが増え続けるのも気にはなるんですが…^^;
それにしても自分の名前を書いて頂くと恥ずかしいですね。RYEMASHさん、RYEMASHさんと連呼してしまい申し訳ございませんでした。これからも連呼してしまうかもしれませんのでご容赦くださいm(–)m
名前を出してもらいありがとうございます(笑)
レーダーバルサム、自然な光沢の仕上がりは気に入っていますが、
簡単な施工とは言えませんね。。
良い言葉を使えば『スペシャルなケア』ですかね!?
私の場合、
①全体を指で薄く塗って(引っ掛かりがあるのであまり伸びないけど)
②白く乾いたWAXを手のひらで馴染ませ(なでる?こする?)
③豚毛等のブラシで余分なWAXを除去
④最後に乾拭き
です。
②の段階でWAXを艶が出るまで馴染ませると
その後の工程が楽です!
参考まで。
tmcさん
こんばんわ☆
ごめんなさい…勝手にtmcさんのお名前を語ってしまいました(笑)でも〜tmcさんのゴールドラセットのツヤに惹かれたからですよ♪以前頂いたコメントを読み返して試行錯誤し、初めて使用した緑の8180とはまた違うツヤが出ました。教えて頂いた”指でマッサージをしながら塗り込む”というのがとても効果的でした。
と、思っていたらまだまだ序の口だったんですね(汗)
①の段階で指で塗ってちょことマッサージはしていましたが、②なでる、こするはしてないなぁ。さらに乾拭きはベタつくからNGだと思ってスルーしてしまったので④もしてない(涙)②がポイントなんですね。更に④をやるとツヤが出そう^^
う〜ん!勉強になります。
レーダーバルサム、これはまたまとめてアップしないといけないですね。tmcさん、ありがとうございます^^/
こんばんわ。
皆さん、それぞれのやり方があって面白いですね。私はtmcさんの3と4の順番が逆で、かつ馬毛を使ってます。これから何年も付き合うことになる靴ですので、スペシャルケアをする機会も何度もあることと思います。その度に、新しい方法を模索してみようかと。
ではでは
RYEMASHさん
こんばんわ☆
僕が乾拭きでベタツキを感じた原因はどうやら②の有無にありそう…レーダーバルサム、少々クセがあるだけに盛り上がりましたね(笑)でも逆にそこがおもしろいところですよね。デイリーケアにスペシャルケア、まさにお肌と同じですね。今後も気になるオイル、ワックスに挑戦していこうと思います!
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